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初期局面
橙色の駒は美濃囲いを構成する駒
銀冠とは
銀冠(ぎんかんむり)は、玉の頭上に銀を乗せた形が王様の冠のように見えることから名付けられた囲いです。美濃囲い→高美濃囲い→銀冠と段階的に発展する振り飛車の最終形として知られています。
🏛️ 成り立ちと位置づけ
銀冠は、玉将の頭に銀を乗せた囲いのことで、美濃囲いから発展することが多い、上部に強い囲いです。実戦ではまず美濃囲いで戦える形を作り、相手も持久戦を目指していると判断した段階で高美濃→銀冠へと組み替えていくのが一般的です。
大山康晴名人は「銀冠では決して桂馬を跳ねるべきではない」と主張しており、下段からの攻撃(特に龍の睨み)への備えを重視していました。この考え方は今日でも参考にされています。
✅ 強み
- 上部への守りが最強クラス:上部がかなり手厚くなっていて、端攻めにも強くなっている。対居飛車穴熊の持久戦で特に威力を発揮する
- 崩れにくい:囲いが崩された後も1七の地点に玉を逃がして詰みまでの手数を稼ぐような手もあり、なかなか寄せきれない形
- 美濃から自然に発展:美濃囲いの延長線上にあるため、局面を見ながら柔軟に組み替えられる。さらに銀冠穴熊へ発展させることも可能
- 攻めの自由度が増す:玉が安全になることで、飛車や銀を攻めに使っても自玉がすぐに詰まない安心感がある
❌ 弱み
- 完成まで手数がかかる:銀冠は完成までに手数がかかるため、相手が急戦で攻めてきた場合には間に合わないことがある。急戦には美濃や高美濃で戦う必要がある
- 下段が薄くなる:上にしっかりと銀がいるので上からの攻めに比較的強いのですが、下がスースーと空いています。相手に一段目に飛車や龍を置かれ、金で攻めてくる手には気をつけないといけません
- 組み換えの瞬間が弱点:銀を2七(後手なら8三)に上がる瞬間は金が浮くため、そこに仕掛けられるリスクがある
発展形
銀冠からさらに穴熊に潜った「銀冠穴熊」は振り飛車最強格の囲いとされます。また、居飛車側も銀冠の形を採用することがあり、左美濃から発展した銀冠は対振り飛車の持久戦で活躍します。
参考: 将棋研究「銀冠」、 ゼロから始める将棋研究所、 株式会社いつつ「銀冠に囲ってみよう」、 Wikipedia「美濃囲い」
復習モード
基本手順の通りに駒を動かしてみましょう。駒をタップ(クリック)して選び、移動先をタップしてください。
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