8つのタイトル戦、何が違う?
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将棋のプロの棋戦には、竜王・名人をはじめとする8つのタイトルがあります。中継やニュースで名前は聞いても、それぞれ何が違うのかは分かりにくいものです。序列・主催・番勝負・持ち時間・賞金の違いを、表で整理しました。
タイトルは8つ。序列は竜王・名人が上位
8つのタイトルには序列があり、1位が竜王、2位が名人です。以下、叡王・王位・王座・棋聖・棋王・王将の順に続きます。日本将棋連盟の棋戦一覧でも、この順に並んでいます。
8つのタイトル戦の比較(2026年9月時点)
| 序列 | タイトル戦 | 主催 | 番勝負 | 持ち時間 | 優勝賞金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 竜王戦 | 読売新聞社 | 七番勝負(2日制) | 8時間 | 4400万円 |
| 2 | 名人戦 | 毎日新聞社・朝日新聞社 | 七番勝負(2日制) | 9時間 | 非公表 |
| 3 | 叡王戦 | 不二家 | 五番勝負(1日制) | 4時間 | 非公表 |
| 4 | 王位戦 | 新聞三社連合 | 七番勝負(2日制) | 8時間 | 非公表 |
| 5 | 王座戦 | 日本経済新聞社 | 五番勝負(1日制) | 5時間 | 非公表 |
| 6 | 棋聖戦 | 産経新聞社・日本将棋連盟 | 五番勝負(1日制) | 4時間 | 4000万円(第96期から)+優勝特別賞1000万円 |
| 7 | 棋王戦 | 共同通信社 | 五番勝負(1日制) | 4時間 | 非公表 |
| 8 | 王将戦 | 日本将棋連盟(2025年度の第75期から単独主催) | 七番勝負(2日制) | 8時間 | 非公表 |
主催・持ち時間・賞金は変わることがあります。表は、末尾の参考資料の2026年9月時点の記載をもとにしています。
主催と冠スポンサー
表のとおり、8つのタイトル戦のうち5つは新聞社や通信社が主催しています。名人戦は毎日新聞社と朝日新聞社、棋聖戦は産経新聞社と日本将棋連盟が主催しています。
王将戦は、2025年度の第75期から日本将棋連盟の単独主催になりました。
冠スポンサーが付いているタイトル戦もあります。王位戦は伊藤園、棋聖戦はヒューリック、棋王戦はコナミグループ、王将戦はALSOKが冠スポンサーです。
七番勝負と五番勝負
タイトル戦の番勝負には、七番勝負と五番勝負の2つの形式があります。
- 七番勝負(2日制) — 竜王戦・名人戦・王位戦・王将戦
- 五番勝負(1日制) — 叡王戦・王座戦・棋聖戦・棋王戦
持ち時間は、名人戦の9時間が最も長く、竜王戦・王位戦・王将戦が8時間、王座戦が5時間、叡王戦・棋聖戦・棋王戦が4時間です。
賞金が公表されているのは2つ
優勝賞金が公表されているのは、竜王戦と棋聖戦です。
- 竜王戦 — 4400万円
- 棋聖戦 — 4000万円(第96期から)。加えて、優勝特別賞として1000万円
そのほかの6つのタイトル戦の賞金は非公表です(2026年9月時点)。
現在のタイトル保持者(2026年9月時点)
- 藤井聡太 — 竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将の六冠
- 伊藤匠 — 叡王・王座の二冠
藤井聡太と伊藤匠のプロフィールは、プロ棋士になるまでで紹介しています。
まとめ
- タイトルは8つ。序列は竜王が1位、名人が2位
- 番勝負は、2日制の七番勝負と、1日制の五番勝負の2つの形式
- 優勝賞金が公表されているのは竜王戦と棋聖戦。ほかは非公表
- 2026年9月時点で、藤井聡太が六冠、伊藤匠が二冠
タイトル戦を中継で見るときのポイントは、中継の見方:評価値と対局室の人たちで紹介しています。