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タイトル戦以外にもある、リーグ戦のしくみ

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8つのタイトル戦のうち、名人と竜王への挑戦者だけは、1年をかけて戦う「リーグ戦」から生まれます。順位戦と竜王戦ランキング戦のしくみを整理しました。

名人と竜王は、リーグ戦を勝ち上がって挑戦する

タイトル戦そのものの違いは8つのタイトル戦、何が違う?で紹介しました。8つのうち名人と竜王は、ほかの6つと違って、この記事で説明するリーグ戦を勝ち上がった人が挑戦権を得ます。

名人への挑戦者を決めるのが順位戦、竜王への挑戦者を決めるのが竜王戦のランキング戦です。

なお2026年9月時点では、藤井聡太が竜王・名人を含む六冠を保持しています。つまり、いまは名人と竜王が同じ人です。

順位戦のしくみ

順位戦は、棋士がクラスに分かれて戦うリーグ戦です。クラスは次の5つで、新人棋士は原則としてC級2組から始めます。

クラス降級点メモ
A級降級点制の対象外成績最上位者が名人への挑戦者になる
B級1組降級点制の対象外—
B級2組2点で降級—
C級1組2点で降級—
C級2組3点で降級新人棋士は原則ここから始める

名人への挑戦者の決め方

A級の成績最上位者が、名人への挑戦者になります。同じ成績の棋士が複数いる場合は、パラマス方式のプレーオフで決めます。

降級点と、その消し方

B級2組以下のクラスには降級点の制度があります。降級点がたまると、下のクラスに落ちます。落ちるまでの点数は、B級2組とC級1組が2点、C級2組が3点です。

ついた降級点は、消すこともできます。勝ち越すか、2期続けて指し分けだった場合に、降級点を1つ消せます。

フリークラス

フリークラスは1994年に導入された制度で、次の2種類があります。

  • 編入 — C級2組で3度目の降級点を受けた場合
  • 宣言 — 本人が自ら希望する場合。順位戦には戻れないが、定年が最大5年延長される

新人棋士がC級2組から始めるまでの道のりは、プロ棋士になるまでで紹介しています。

竜王戦のランキング戦のしくみ

竜王戦のランキング戦は、順位戦とは違う形で行われます。日本将棋連盟の公式ページによると、現役棋士に加えて女流棋士4名・奨励会員1名・アマチュア5名も参加します。

棋士は1組から6組までに分かれ、それぞれの組でトーナメント戦を戦います。各組の準決勝で敗れた人は「昇級者決定戦」に回り、そこで勝てば上の組に昇級できます。

決勝トーナメントに進む10名

組決勝トーナメントに進む人数
1組5名
2組2名
3組1名
4組1名
5組1名
6組1名

この10名で決勝トーナメントを戦い、優勝した人が竜王への挑戦権を得ます。挑戦者の決定は三番勝負、竜王との本戦は七番勝負です。

また、3組以下から勝ち上がった挑戦者は、七番勝負で敗れた場合でも1組に昇級します。

まとめ

  • 名人と竜王への挑戦者は、リーグ戦から決まる
  • 順位戦はA級からC級2組までの5クラス。新人は原則C級2組から始まり、A級の最上位者が名人へ挑戦する
  • B級2組以下には降級点があり、勝ち越しか2期続けての指し分けで1つ消せる
  • 竜王戦のランキング戦は1組〜6組。10名の決勝トーナメントを勝ち抜いた人が竜王へ挑戦する

配信で将棋を楽しむ方法は、将棋を配信するVtuberという楽しみ方で紹介しています。

参考