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対局の前に知っておきたい、将棋のマナー

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駒の動かし方を覚えたら、次は人と指してみたくなります。将棋の対局には、規定で決まっていることと、その場ごとの習わしがあります。どちらも知っておくと、相手と気持ちよく指せて、対局そのものが楽しくなります。

この記事では、公式の規定で決まっていることと、場所によって違う習わしを分けて紹介します。

対局の基本マナー

まず、どこで指すときにも共通する3つです。

はじめと終わりに挨拶をする。日本将棋連盟沖縄県支部連合会の大会ルールでは、対局開始時に「よろしくお願いします」、負けた側が対局終了時に「負けました」と言うことが慣習として挙げられています。負けを認めて対局を終えることをといいます。

「待った」はしない。着手を完了したあとに指し手を取り消す行為が「待った」です。日本将棋連盟の対局規定では、これは反則負けになる行為として第10条に挙げられています。プロの公式対局規定ですが、アマチュアの対局でも広く共有されている考え方です。

着手が完了するのは、駒から手が離れたとき。では、どこからが「指した」ことになるのでしょうか。日本将棋連盟の公式FAQによると、着手は駒から手が離れた時点で完了します。対局時計を使う対局でも、ボタンを押すこと自体は着手の完了とは関係がありません。

感想戦という文化

対局が終わったあとに、その一局を振り返ることをといいます。対局の開始から終局まで、またはその一部を再現して、指した手の善悪や、その局面での最善手を検討します。

感想戦をすると一局を客観的に見直すことができ、棋力の向上につながるとされています。プロの公式戦ではほとんどの場合に行われ、アマチュアでも高段者や上級者の対局ではよく行われています。

勝ち負けだけを数えるのではなく、指した局を相手と振り返るところまでを一局と考えると、対局の見え方が変わります。

対局を重ねることが上達につながる話は、ひとつ上に上がるための勉強法でも紹介しています。

対局場・大会でのマナー

対局場や大会には、その場ごとの取り決めがあります。ここで紹介するのは、日本将棋連盟沖縄県支部連合会の大会ルールに書かれているものです。

  • 王手の発声 — 王手をかけたときに「おうて」と発声する必要はありません。発声しても反則にはなりません。
  • 駒の選び方 — 上手(強い方や年上の人)が王将、下手が玉将を持つという取り決めがあります。

オンライン対局のマナー

オンラインの対局には、盤を挟んで指すときにはない注意点があります。将棋ウォーズの公式Q&Aによると、接続状況により1分程度通信が途絶えると「接続切れ負け」になります。対局を始める前に、通信の安定した場所にいるかを確かめておくと安心です。

マナー違反への対応は、アプリによって異なります。アプリによっては通報機能がある場合もあります。将棋ウォーズの公式Q&Aには、通報機能やオンラインでの「待った」機能についての記載は見あたりませんでした(2026年9月12日確認)。気になることがあれば、使っているアプリの公式の案内を確かめてください。

アプリごとの違いは、はじめての将棋アプリ、どれを選ぶ?で比べています。

まとめ

  • 対局のはじめと終わりに挨拶をするのは、広く共有されている慣習
  • 「待った」は、プロの対局規定でも反則負けになる行為として挙げられている
  • 着手が完了するのは駒から手が離れた時点。対局時計のボタンは着手の完了とは関係がない
  • 対局後の感想戦は、一局を客観的に見直すことができ、棋力の向上につながるとされている
  • 王手の発声は必要ない。駒の選び方のように、場所によって取り決めが違うこともある
  • オンラインでは、通信が途絶えると接続切れ負けになることがある

参考